TSUKEMENLIVE宮崎2019

宮崎の皆さん、お待たせしました

TSUKEMENの宮崎LIVEは6月25日発売開始です!

TSUKEMEN LIVE 2019

〜時を超える絆〜

2019年9月27日 18:00開場 18:30開演

メディキット県民文化センター(演劇ホール)

S席  5000円   A席 4000円

6月25日発売開始

プレイガイド

メディキット県民文化センター内チケットセンター  宮崎山形屋

 

御問合せ 株式会社 地域活性化プロジェクト

0985−31−7086 (平日9:00〜17:00)

 

Wバイオリン&ピアノによる3人組インスト・ユニット

日本全国のみならず

欧米、アジアなど世界で500本を超すライブを開催し

40万以上の観客を動員

宮崎のコンサートでは、観客の皆さんが温かいと

TSUMEMEN 3人とも大好きな場所だそうです

宮崎学園中学高等学校合唱部の皆さん(顧問 有川さちこ先生 シムウェル英華先生)

今年はテーマとなっている曲

〜時を駆ける絆〜では

今まで数多くの賞を受賞されている宮崎学園中学高等学校合唱部の皆さんと共演いたします。

素晴らしいコーラスとTSUKEMENとのコラボ今から楽しみです!

コンサートではテーマ曲を始めオリジナル曲をはじめクラシックからポピュラー、ロック

までの幅広い素敵な演奏とトークとサプライズで

さらにパワーアップしたTSUKEMENの魅力をご堪能ください

瀬戸内しまなみ海道(サイクリストの聖地)

昔の仕事仲間のネットワークの懇親会が福山で開かれたので

翌日はしまなみ海道を案内いただいた

聞けばもう開通して20周年になるそうだ

山の上から見える瀬戸内海と橋の風景はまさに絶景だ

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内しまなみ海道

車で走りながら肌で実感したのだが

あらゆる年代のサイクリストや海外のカップル

台湾の団体サイクルツアーなど多様なライダーが楽しんでいる

 

ミシュラングリーンガイドや

米CNNの世界7大サイクリングロードにも選ばれたのも大きく

さらにサイクルツーリズムが拡大しているようだ

中間地点でもある道の駅多々羅には

サイクリストの聖地の碑がある

家族のライダーに遭遇

2歳の子供はお父さんがけん引して走っているという

気を付けて楽しんでくださいと話しかけた

バイクラックには地元銀行の協賛社名がある

このようなバックアップしてくれる民間の力も大きい

サイクリングロードは片道70キロ

有料の橋には2輪車専用レーンを設置され

橋を渡ると島を巡りながら観光も楽しめるルートになっている

 

因島ではライダーだけでなく全国でも大人気だという

はっさく大福のお店に寄った

食べてみるとはっさくそのものがドカンと入っている

しかもさっぱりとした味で嫌味がない美味さ

ロゴも可愛い

しまなみ海道には全14か所で手軽なレンタサイクルを借りることができる

サイクリストの施設にはサイクルオアシスの表示があり分かりやすい

 

行政が率先してサイクルツーリズムに取り組む事により

過疎地だった島々が観光サイクリストで活性化することに成功した

宮崎におけるサイクルツーリズムも

将来に向け多様な政策の方法論をしまなみ海道を参考にして

考えることが必要だ

県内におけるサイクルツアーの重要性の認知

サイクルインフラの整備

海外への宮崎サイクルロードのアピールなどなど

一つ一つを解決しながら地道な努力が大きく花を咲かせると考える

何といっても宮崎は風景と環境と人の心は最高なのだから

日向ビーチフェス2019(報告)

日向ビーチフェス2019は
6月2日日向市小倉ヶ浜ビーチで開催された。
前日の6月1日には地元の方々とサーファーの方も協力して
朝、総勢150人でビーチクリーンを行った
もちろん山本隆弘氏も空港から直行して参加していただいた



6月2日はアスリート全員と参加者、見学者も交えて
9時からの開会式では
存分に小倉ヶ浜ビーチをアスリート選手と一緒にスポーツを
楽しんでほしいと日向市の十屋市長がご挨拶

参加者とアスリート選手で頑張るぞの記念撮影の後


ビーチでアスリートによるスポーツ体験

サッカーは巻誠一郎氏と加藤ともえさん

バレーはパナソニックパンサーズの今村貴彦氏、伊賀亮平氏、児玉康成氏の3人

ラグビーはワイルドナイツのコン・ユイン氏とツボウテピタ氏の2人

ビーチテニスは日本代表監督の相澤幸太郎氏
と日本ランキング一位の山本直晃氏

サーフィンは伊久良倉城二氏
また新種目の自由参加のビーチアルティメット

ステージ前では新体操元北京オリンピック日本代表の
坪井保菜美さんがヨガレッスン

ビーチやステージで様々なイベントが行われたが

特に観客の注目を浴びたのはアスリートトークショーだった

一流のアスリートだけに言葉の重みが大きい

印象に残ったのは巻誠一郎氏の3つの心だった

世界で活躍するトッププレイヤーは必ず3つの心を持っている

1つは素直な心

2つ目は決してあきらめない心

3つ目が感謝の心だと言われていた

あいにくの雨だったが参加者は多様なビーチスポーツの体験や

アスリートの指導や言葉を

しっかりと受け止めることができたのではないかと考えている

このビーチフェスを通して

多くの日向市民が小倉ヶ浜ビーチを日向の宝だと再認識し

スポーツを楽しむ喜びを育んでいただくとともに

多くのアスリートの皆さんや全国の方々に日向の素晴らしさを

情報発信することができればと考えている


大会を盛り上げてくれたMCのジェイミーと宇田川アナと山本隆弘氏

大会に関して事務局をしていただいた日向市の方々や協賛スポンサーの方々

また八面六臂の活躍で

アスリートの選定や広報活動に至るまで作業をしていただいた山本隆弘氏に

深く感謝を申し上げます

MaaSコンセプト誕生

モビリティ革命と言われるMaaSが世界中で話題だ

その内容が極めて詳しく書かれ

世界中で行われている実証実験のことも網羅されている

その本のタイトルは「MaaS」

MaaSとは「Mobility as a Service」の略

あらゆる交通手段を垂直統合し、その最適化を図ったうえで

スマホやウェブ上でマイカーと同様か、

それ以上に快適な移動サービスを実現する新しい概念だ

 

MaaSのコンセプトは誰が考えたのだろう

2014年フィンランドのヘルシンキ市都市計画局の依頼で

当時アールト大学の在籍していたソンジャ・ヘイツキラ氏が

発表した論文がルーツだ

ヘルシンキの問題の根底になるのはマイカー依存

鉄道、地下鉄、トラム、フェリー、バスなどの公共交通は整備されているが

利便性、快適性は決して高くない

結果マイカー移動が増え、慢性渋滞、駐車場不足、環境問題を引き起こし

移動をストレスに満ちたものとし町の魅力を失わせている

このような状況を打破するために考案したのが「モビリティオペレーター」だ

利用者のニーズに合わせ数々の交通機関を組み合わせて

最適な組み合わせを一つのサービスパッケージとして提案する

利用者はパッケージ料金を払い

モビリティオペレーターは交通事業者にサービス提供料を払う

これがMaaSの基本構造だ

 

この構想のアイデアをもともと考えていた人がアース・ヒーネタン氏

12年からITSフィンランドのCEOになったヒーネタン氏は

14年6月ITSヨーロッパの会議でMaaSコンセプトを発表した

MaaSという言葉が国際舞台で使われた最初となった

15年フランスで開催されたITS世界会議では

欧州MaaSアライアンスを設立、

世界各国にMaaSを拡げていく団体として位置づけられ

15年にはMaaSフィンランドをアース・ヒーネタン氏が立ち上げ

16年9月からはWhimのサービス提供を開始した

実際ヘルシンキではWhimの定額サービス導入後

ユーザーのマイカー利用は半減し

公共交通の利用は50%未満から74%に増加した

タクシーやレンタカーの利用も増えており、狙い通りに進んでいるという

 

ヘルシンキ発のMaaSコンセプトとアプリのWhimは世界中で話題となり

フィンランドは世界で最も先進的な移動サービス

を実現した国として知られるようになった

 

いま世界のトップランナーとなったMaasグローバル

今後の世界展開が楽しみでもあるとともに

日本の地方都市において、なくてはならない観点がMaaSであり

それがスマートシティのベースとなることも忘れてはならない

第8回宮崎・日南海岸ライド2019(報告)

第8回GE宮崎・日南海岸ライド2019が

4月21日全国から582人のライダーが

スタート地点のサンマリンスタジアムに集合して開催された

天候は絶好の晴天

スポーツナビゲーターの白戸太朗さんと片岡ゆいさんの司会で

スタートセレモニー

ゲストライダーの山本隆弘さんの紹介の後

歓迎のご挨拶は宮崎市の原田副市長

ロングコースは今までと逆のコース

新緑の田野の山を登り

下りを北郷から飫肥に向かって走る

飫肥では日南高校のボランティアの生徒さんがお出迎えで昼食

そのあと日南海岸を走ってゴールという山と海を満喫するコース

ショートコースは

加江田から木花を通り青島から道の駅フェニックス

そのあと潮の杜で昼食

再度日南海岸を戻りゴールへというコース

参加者の感想は新緑の山が気持ちよかった

最初山に登るのでプレッシャーがなく食事が楽しめた

このコースは最高との声

サボテン公園の旧道が景色も素晴らしく

自転車だけでゆっくり走れて抜群だった

何よりも後半は日南海岸なので気持ちの余裕ができたのしめたの声が圧倒的!

新エイドポイントとなった潮の杜は

小椋さんをはじめ鵜戸若衆会の皆さんのおもてなしで

漁師汁とイカの炊き込みご飯というメニュー

この親子は鹿児島から参加(子供さんは8歳)  鵜戸若衆会のおもてなしが素晴らしい

皆さん美味しいグルメに舌鼓!

ハワイのような気分だという参加者も多かった

ゴールでは

何とか完走した山本隆弘氏はお尻が痛くて大変だったようで

スタッフでお尻をなでなで

白戸太朗さんはゴールで地鶏の炭火焼きに挑戦

完走賞と記念品の霧島と炭火焼き

完走証、記念品の霧島、地鶏の炭火焼き       完走賞やTシャツのデザインも大好評!!

今年は今までと逆回りの新コースということもあり

安全対策で数々の問題があったが

サポートライダー、ボランティアスタッフ、メカニックの方々のご協力で

何とか無事に終了することができました。

心から感謝申し上げます

4月23日宮崎日日新聞で記事が掲載されました

また来年も宮崎の地で、全国のライダーの皆さんをお待ちしてします!

タイガーウッズ復活優勝!

赤と黒の勝負服を身にまとい

参戦したマスターズ

まさかこの大会でタイガーが優勝するとは思ってもなかった

 

2009年私生活のトラブルで離婚になり

2014年から4度の腰の手術

2017年には鎮痛剤の影響で飲酒運転の容疑で逮捕

その模様は映像まで公開された

数々のスキャンダルでタイガーは終わった

と多くの人々が思ったと思う

実は私もその一人だった

 

しかしこれからがタイガーの真骨頂だった

2018年全米プロで第2位、

シーズン最後の試合で5年ぶりの優勝を果たし

自信を取り戻しつつあった

今回のマスターズでは表情も引き締まり

ドライバーの飛距離では若者ゴルファーに後れを取ったが

円熟した技術、よみがえったパットが素晴らしかった

最終日の16番のバーディで優勝のゾーンに入った感があった

お母さんと子供2人が見守る中での逆転での復活優勝

子供から誇らしい父親だと思ってもらえたと喜んだ

様々なスポンサーが降りる中

NIKEは試練の時のタイガーウッズを支え続けた

SameDreamのCM映像にはとても共感する

タイガーの優勝の言葉が心の中で響いている

決してあきらめてはいけない

常に戦う事

あきらめたら道はひらけない

いつも挑戦が目の前にある

闘い続ければ乗り越えられる

 

トランプ大統領は

何てファンタスティックな復活だろうと祝福した!

MMTの白熱論争??

2016年、アメリカの大統領選挙で

民主党左派のバーニー・サンダースのアドバイザーを務めた

NY州立大学のステファニー・ケルトン教授が主張するMMTが白熱している

MMTとはModern Monetary Theory(現代金融理論)と呼ばれ

独自の通貨を持っている国では、大規模な国債買い入れや

政府債務を増やしても経済成長と雇用の増加が続いている場合は

もっと借金をして生産的な公共事業に投資しても問題はないという理論

国の借金は国民の資産

つまり政府予算や財政赤字は完全雇用やインフレを実現するために

積極利用すべきだという考えだ

 

ステファニー・ケルトン教授がモデルとしているのは日本だという

日本のGDPの240%の債務を抱える日本では

物価も金利が上がっていない

確かに言われてみると

アベノミクスの日銀異次元緩和は

ある意味日本版MMTと言えるものかもしれない

 

このMMT支持を表明したのが

アレキサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員だ

バーテンダーから2018年最年少の29歳でニューヨーク州の下院議員に選出された

彼女もまた2016年バーニー・サンダースの選挙ボランティアの一人だった

まさに民主党左派の新星であり最も話題の人でもある

温暖化対策のためのグリーンニューディールの財政拡大の基盤

国民皆保険の財政基盤

高所得層への課税拡大を求めてMMTを積極的に支持している

つまり貧民層への財政政策の基盤としてのMMTの活用なのだ

この人が支持を表明したこともあり、アメリカではMMT論争がさらに白熱している

世界の主流派と言われる経済学者からはMMTは非難の嵐だ

まやかし、魔法、などなど

しかし異端と言われるMMTだが、ここ10年の世界経済を見ると

アメリカの金融緩和、トランプ減税

日本のアベノミクス、EUの金融緩和含め

もっと国が借金をして景気浮揚を行うという

ある意味のMMTではなかったのか

そんな素朴な疑問が芽生えている。

 

アメリカの政府債務は

4年連続毎年1兆ドル(112兆円)を超えて膨らみ続け

累計で22兆ドル(2442兆円)に膨らんでいる

日本も国の借金は1300兆円を超えた

そして日本ではコストプッシュ型のインフレの兆しが見えてきた

人件費の高騰、ガソリン価格の上昇、小麦製品、缶詰類の上昇など

特に食料品など生活必需品の上昇が顕著になってきている。

 

これでインフレになったら国は借金の利子も払うことができず

国自体の存亡の危機となることは間違いない

自国の政策に都合の良いバラマキ策やMMTは

景気が下振れしていくと

インフレの到来とともに自国の首を絞めることにならないか

大きな懸念材料でもある。

第2回日向ビーチスポーツフェス 6月2日開催

第2回日向ビーチスポーツフェスが

3月25日、日向市役所で十屋市長と山本隆弘氏で

記者発表された

6月2日

日向市のお倉が浜ビーチで開催される

全長4キロにも及ぶ美しい海岸で

ビーチスポーツの楽しさを体験してもらおうとういもの

 

体験スポーツの種目と参加アスリートは

バレー  北京オリンピック日本代表 山本隆弘 パナソニックパンサーズ

サッカー 元日本代表 巻誠一郎  元なでしこジャパン 加藤ともえ

ラグビー パナソニックワイルドナイツ

ヨガ   北京オリンピック新体操代表 坪井保菜美

サーフィン  伊久良城二

ビーチテニス 日本ランキング1位 山本直晃 日本代表監督兼選手 相沢幸太郎

 

これだけのトップアスリートと触れ合えるチャンスはなかなかない

是非この機会にビーチスポーツ体験をされてみてはどうだろうか?

当日はステージイベントやグルメイベントも同時開催する

盛り上げる司会はジェイミーと宇田川沙稚さん

是非友達やご家族で参加していただきたい!

 

お申し込みは

日向市観光交流課サーフタウン交流推進係

0982−66−1026 まで

囲碁棋士 吉原由香里六段

吉原由香里六段が日本棋院宮崎支部の招きで

3月23,24日と宮崎にお越しただいた。

少し時間をいただいて話を聞いた

 

囲碁を始めたのは6歳の6月

父と一緒に習い始めた

日本では6歳の6月から習うことを稽古始めとされている

一年ほどたつと父を抜き、成績もぐんと上がり

周りから注目を浴びるようになる

プロを目指したがなかなか合格できない

慶応義塾大学一年の時に一度プロの道を諦めた

大学3年の時に父がなくなり再度トライしようと決意。

大学4年生の時、22歳でにようやくプロに合格した

卒業するとメディアから引っ張りだことなる

ヒカルの碁の監修をしてからは一段と注目を浴びるようになった

2007年から2009年女流棋聖戦3連覇を達成

若い人に囲碁の興味を持ってほしいとIGOAMIGOの立ち上げに奔走したり

メディアの囲碁開設や初心者向けのビデオを製作したり

囲碁の普及活動に努めていらっしゃる

現在囲碁の世界人口は4000万人と言われている

日本のレベルは前は世界一強かったのだが

中国や韓国に押されているのが現状

囲碁の歴史は中国では3000~4000年と言われており

日本でも1500年と言われている

朝廷や貴族の中で広まり、江戸時代になって一般大衆に広まっていったそうだ

日本では最初に国技と言われたのは囲碁だったそうだ

江戸時代の化政期(1804~1830)に当時隆盛となっていた囲碁を

武士階級が国技と言ったのが始まりだとか・・・・

 

吉原由香里六段の囲碁の説明は初心者でも大変わかりやすい

囲碁をシンプルなゲームとして捉え

キーワードを基に拡がりを展開して行く手法は素晴らしい

彼女のお陰で囲碁を習うきっかけになった人たちも数多いと思う

今後も若い人たちに囲碁の魅力を伝えつつ

日本の囲碁ファンのすそ野が大きく広がっていくことを願う

 

今回、宮崎にお越しいただくきっかけとなった

日本棋院宮崎支部の杉山さん、日高支部長、田山君はじめ

多くの関係者の方々のご努力に感謝いたします。

ヒシの実(伊集院静)

全日空の機内誌に毎回掲載されている

伊集院静氏の「旅行鞄のガラクタ」を

いつも楽しみに読んでいるのだが

3月号の文章は自分自身にも当てはまることのようで

大変共感したのでその一部をご紹介したい

何年かに一度、後輩のスポーツ選手や作家から

自分は今の仕事をやり尽くしたので

もう空っぽで何もできない、と聞かされる時がある

その時、私はこう言う

それは断じてない。

人の心身の中にある器は空っぽになることはないのです。

空になるまでやりつくした器にこそ、

想像できないほど素晴らしいものが注ぎ込まれるのです

これ以上もうできない。

そこまでやってみることだ

そこで初めて見るものがある

少し言い過ぎの感もあるが、私はそう信じている

かれこれ30年以上前の話である

当時、私は京都で暮らしていた。

小説を書き始めたころで、一年で数度上京していた。

その上京は2冊目の本が上梓された後で、編集担当者のN君と2人で

銀座の小さな中華料理店でささやかな宴をした。

初めて出版した本には様々な人の思惑もあったが

2冊目の出版ができるとは想像もしなかった。

出版は私より若い編集者のN君のお陰だった。

・・・・・

「N君色々有難う」

「いいえこちらこそ。3冊目を是非書いてください

この調子ならきっといいものが書けますから」

私はしばし沈黙し、正直な気持ちを伝えた

「無理です。自分の中にあったものはすべて吐き出しました。

もう何もありません」

N君は私の言葉に目をしばたたかせた

「そんなことはありません。僕は信じています。」

「N君、そのようなことは私が一番わかっているんです

自分の度量というものをです」

N君は何も答えずうつむいていた

・・・・・

N君は大学を卒業し出版社に入社してすぐに私の担当になった。

作品が仕上がるのを7年待ってくれた。

途中編集長が変わり、あんな遊び惚けている奴に小説が書けるか

上司の言葉にN君はもう一年、もう一年だけお願いしますと

頭を下げ続けた

・・・・

今月のガラクタはヒシの実

琵琶湖の波打ち際に揺れる奇妙なものが目に留まった

同行のスタッフがヒシの実ですね

水辺に生息するんです。ほら尖ったところで水底をつかむんです

夜、居酒屋でヒシの実を置いていると

女将が「あらヒシの実ね。可愛いでしょう。

でもその子は必至で水底をつかんで生きていこうとしているのよね

けなげでしょ。

ヒシの実は草木になることしかできないから頑張っているのよ

だから可愛んだよね」

・・・・

年が明け,N君が京都に来た時

私はヒシの実を出し、自分の不甲斐なさを詫びた。