ジョンズ・ホプキンス大学報告書の予見

ジョンズ・ホプキンス大学の日々発表する

新コロナウィルスの世界の感染者数を

世界中がかたずをのんで見守っている

ジョンズ・ホプキンス大学はアメリカメリーランド州ボルチモアにある

世界屈指の医学部を有する私立大学

世界最古と言われる公衆衛生大学院があり

USnewsの格付が発表されて以来NO1を続けている

実はこの大学は2年前の2018年5月10日に

パンデミック報告書を出していた

その内容とは

GCBRC(Global Catastrophic Biological Risk)

という新しい概念を示していたことである

ウィルスなどの病原体が近い将来

人間社会に破滅的な影響を及ぼす可能性を

予見し警告していたことだ

しかもそのウィルスの7つの特徴は

高い感染力、低い致死率、呼吸性疾患、

医学対策がない、免疫がない

潜伏期間に感染するなどなど

今回の新型コロナウィルスと同じ特徴が示されている

 

さてこの新型コロナウィルスはどのような経過をたどるのだろうか

報告書のディレクターであった大学のジャスティン・レスラー准教授は

パンデミックの第一段階で世界人口の40〜70%が

感染する可能性があると指摘している

 

またIPSの山中教授は新型コロナウィルスの情報発信として

HPを立ち上げられたが

この中でコロナウィルスとの闘いは一年は続くマラソンですと言われている

桜は来年帰ってきますが、人の命は帰ってきませんという言葉が重い

 

この新型コロナウィルスは

日本経済や世界経済に多大な負の影響を与えているが

短期収束ではなく、より長期戦で考えていく必要があるのかもしれない

そうなると世界経済の急激な悪化は

想像するだけでも未知の恐怖の世界が広がる

和の心を知る(福島祥郎)

株式会社オリエンタルランド特別顧問の

福島祥郎さん

宮崎在住の気功の丸山先生のご紹介で仲良くさせていただいているが

年に1度、宮崎に来られた際は日本酒を飲みながら

福島さんの独自の人生観を聞くことが楽しみになっている

そんな福島さんが

シニア世代の人たちの雑誌に寄稿されている

どう生きていくのかをテーマに心に響く文章なのでご紹介したい

 

世界的には今、予測不能な激動の時代です。

日本でもまた、過去数年、蓋をしていた闇が

大小噴き出していることはご存じのとおりです。

全ての分野において原理的な変革が求められており

大きく変化していることを実感します。

支配から対等へ(パワーバランス)

共創から創造へ、考えは感じ方から、行動も感じ方から

全ての変化が人間の本質、つまり内的な心の在り方へ向かっています。

・・・・・

和の心を知る

日本人は太古から自然の恩恵を受けながら共に暮らしてきました。

そこに存在するすべてに感謝しながら生きてきました。

象徴的な表現「おかげさまで」は日本独特な言葉です。

目に見えない神々が宿る偉大な自然を崇拝して生きてきた

日本人の感謝の気持ちが込められています。

自然観もまた独特で、そこに存在するすべての音、風、雨

小川のせせらぎ、波、景色も「美」として捉えられています。

その自然現象に体として幸福感を感じていました。

この感受性は世界に誇れる繊細な感性です。

日のいづる国に、世界の文明が流入し、それが融合され

真の美や価値を見出し、その宝庫となっていることを忘れてはなりません。

日本の素晴らしさは和という言葉に表されます。

和の根幹は日本人の自然観です。

この和を知ることが、日本人らしさを取り戻す第一歩になります。

和は人間の本質で大切な意味があります。

和の心は

「美しいもの・可愛いもの・清らかな物に心を寄せる」

「他人を思いやる・優しい心」

「無粋でなく粋」「謙虚な心」で心情です

和は調和を大切にし、安心して、心が安らぐことです

・・・・・

日本を表す和という文字はこれからの日本、日本人

さらには世界中で共有したい価値観があります

・・・・・

これからは「内」すなわち、心や情けを求める人間として

バランスの取れた姿を考える時代になります。

心の働きの目的が感性で、知性は手段です。

和の心と感性を知り、自覚し、人として成長を続ければ

あなた自身にも人間力が備わり

しあわせが訪れることは間違いありません。

 

コロナウィルスの感染、ゴーン事件

アメリカの断絶など様々な予想外のことが起きている今

福島さんの言われる

日本人の持つ和の心が世界を救う鍵になるかもしれない

全国発酵食品サミット熊本開催

全国発酵食品サミットが熊本県の

グランメッセ熊本で2月22日、23日で開催されます

熊本、全国、世界の発酵食品の販売展示をはじめ

みやざき発酵文化ネットワークの展示、販売も行われる

宮崎からの参加はひでじビール、ダイワファーム、

都農ワイン、道本食品、ケンコー食品です

この機会に熊本の皆様に宮崎の発酵食品の魅力を

伝えていきたいと思っています

 

会場2Fのコンベンションホールでは

2月22日13:45から

小泉武夫氏の基調講演

「発酵食品のすすめ、身近な発酵食品で健康に、美しく」

15:00からは

コウケンテツ氏の

「ゆるーくいこう&アジアの面白い発酵食」の講演も開催されます

 

会場ではセミナーやワークショップも開催される

ぜひ機会がある人は2月22日、23日

グランメッセ熊本の全国発酵食品サミットにお出かけください

入場無料です!

神様のカルテ(夏川草介)

私の恩人であり、仕事の基礎を教えてくれ

人生勉強まで数々の体験をさせていただいた方は

1999年に肺がんで亡くなった

蔵元の方で大変お世話になった方も

2017年にすい臓がんで亡くなった。

そして近親者も2020年1月にがんで亡くなった

周りを見渡すとがんの方々が多い

病院に行き、現場を見たり実際に体験すると様々な感想を持った

一生懸命治療をしていただいた先生や看護婦さん

治療を見守る家族の不安と期待

治療する本人の不安と希望、そして苦しみと悩み

そんなことを想いながら

再度神様のカルテを読み直してみた

地方病院に勤務する栗原医師が

人としての医療を自分なりに歩みを進めていく

そんな医療小説の名作でもある

緩和治療するほか方法がないガン末期の患者

安雲さん

誕生日にはもう一度山を見たいという安雲さん

の要望をかなえてあげる

準備は整い

車椅子に移った安雲さんの顔色は思っていたよりは良い

セーターの上にコートを羽織り

マフラーを巻いて完全冬対策の装いだ

頭には赤茶けたかわいらしい毛糸の帽子

なんだか安雲さんによく似合っている

帽子似合っていますね

私の声に安雲さんは嬉しそうにうなずいた

「三十五年も前の夫のプレゼントなんですよ

この帽子はお墓まで持っていくんです。

私が死んだときには、きっと頭にかぶせてくださいね、」

「夫は四十二歳で脳溢血で急死しました。

あれから三十年、ほんとに寂しい思いばかりしてきました。

寂しい寂しいと思いながら、それでも訳も分からずここまで生きてきました

ようやく寂しさに慣れたと思ったらこんな大病をし

大学の先生には見捨てられてしまい、やっぱり孤独で・・・

それだけの人生でした」

「でも最後の最後にこんな幸せな時間が待っていたなんて

本当に人生とはわからないものです」

安雲さんはその2日後に息を引き取った

その病室の戸棚から毛糸の帽子が見つかった

そのなかに栗原先生宛の手紙が入っている

先生はこの手紙を読んでいらっしゃるという事は

私はもう夫に会いに天国に旅立ってしまった後のことでしょう。

私にあの帽子をかぶせてくださるという約束を忘れずにいてくださったという事です

重ね重ね感謝に耐えません

・・・・・・・・・・

病の人にとって、最も辛いことは孤独であることです。

先生はその孤独を私から取り除いてくださいました

たとえ病気が治らなくても、生きていることが楽しいと思えることが

たくさんあるのだと教えてくださいました

・・・・・・

もしかしたら、夫が亡くなってからの三十年で

最も楽しい時間ではなかったか、と

実体験の直後だからこそなおさら

一つ一つの言葉が心に深く染み入ってくる

そして形にならぬ哀歓と対象の定まらない憤りが心を駆け抜けていく

良い小説だ

「次世代に備える」日本5年間最下位!

ヨーロッパ最高の知性と呼ばれる

ジャックアタリ氏の財団ポジティブプラネット

毎年「次世代に備える」という点でOECD加盟の38か国の中で

ランキングを公表している。

 

47のパラメーターでランク付けを行っている

人口、汚職の度合い、報道の自由、女性の地位などなど

つまり国は次世代のために準備しているかの国別ランキングだ

上位を占めるのはスカンジナビアの諸国

アイスランド、ノルウェー、スウェーデンとニュージーランド

驚くべきは最下位の国々だ

35位 トルコ

36位 イタリア

37位 ギリシャ

38位(最下位) 日本

日本の最下位は5年続いているのだという

寂しい話だ

人口減少は加速し高齢化はますますひどくなる

高度成長時代に制度化された年金社会保障制度は

ひずみが拡大し次世代は支えきれない

デフレ脱却のために行った異次元の金融緩和は

経済成長の2%を達することなく

国の債務は1000兆円を軽く超えてしまった

ジャックアタリ氏は日本で会議をすると

女性の姿がないことに驚くという

日本の若者の未来のために再度日本は謙虚に反省し

制度設計をやり直し、実行に移すべき点が数々あるように思う

ジャックアタリ氏の2030年の未来という本を興味深く読んだ

世界はどうなっていくのかを彼なりに見極めている

  1. アメリカ帝国の没落
  2. 次の覇権国の競争はあるが、どこも覇権国になれない
  3. 企業が国家にとって代わる可能性がある
  4. 世界的な紛争が多発する

中国が次の覇権国の最短距離にいるのだろうが

彼は中国は内向きだと否定する

覇権国は世界に向けて広がっていかなければならないのだと

 

この時代だからこそ2030年の日本の未来を見据えた

ジャックアタリ氏の日本への忠告は

真摯に耳を傾けるべき時期だと考える

パンストック(福岡市西中洲)

パンの発酵は一次発酵が

イースト菌でパンの糖分を分解させ

この力でパン生地をふんわり柔らかい食感にする

2次発酵ではパンを大きく膨らませることだ

福岡で話題のパンストックが2号店を

西中洲の公園に出したのが8月

人気のパン屋さんだけに中州で気軽に買えるようになったのは嬉しい

出店するにあたり、とてつもないオーブンを

ドイツから輸入した

重さ5トンという「ホフマン」のオーブンだ

この機械を駆使し、九州産小麦で日々パンに挑戦されている

オシャレな店内

パンストックの顔ともいえるのがハード系のパン

白ストック、黒ストック、茶ストックをはじめ

様々なハード系のパンが揃う

人気のハード系のパン

店内のイートインのコーナーでは

コーヒーカウンティとコラボして

パンとコーヒーを楽しむことができる

今日は鶏むね肉の明太あえのサンドウィッチに

エチオピアのモカを・・・

麦とミルキーなパンの風味、鶏明太の酸味と旨味が

口の中で融合しモカの爽やかさが全体を包み込む

九州産小麦での限りない挑戦はとても楽しみでもある

福岡の西中洲にまた一つ楽しみが増えた

 

九州産小麦度  ★★★★☆

パンストック

福岡市西中洲6−17

092−406−5178

10:00〜19:00

月曜、第1,3火曜

キャビアに合うウォッカ新発売

ジャパンキャビアの坂元社長が

京屋酒造の渡辺真一郎社長と話されたことから

このキャビアに合うウォッカの構想は始まった

京屋酒造の渡辺社長は宮崎ならではの

ボタニカルフレーバーのジンを開発、発売していたので

それなりにやれるだろうとの自信があった

ボタニカルの材料も数十種類持っていたことも大きい

構想から一年半試行錯誤の末

完成したのがこのウォッカだ

麦焼酎をベースに様々なボタニカルを浸漬させ

あるいは麦焼酎をろ過しピュアなものにしたのち

ボタニカルを浸漬させ

それらを一度蒸留して白樺の隅で濾過して造り上げる

特徴は日向夏とヘベス、そして山椒だという

まさに宮崎ならではのウォッカが出来上がった

 

カクテル業界では知らない人はいないと言われる

バーオスカーの長友修一さんがこのためのオリジナルカクテルを作られた

私が飲ませていただいたのはレクラ1983(1983の輝きというフランス語)

ウォッカ、サンジェルマンエルダーフラワー、レモンジュース

これらをシェイクしてフルートグラスに注ぎ

最後にシャンパンを加えると完成

さわやさな味わいとフランスの彩が感じられる

エレガンスなカクテルだ

キャビアとウォッカのセット販売も開始されるようだ

キャビアをメインに様々な飲み物との複合が

どんどん世界に広がっていくことを祈念したい

アリババ「世界最高のスマートビジネス」ミン・ゾン著

アリババの前最高戦略責任者であったミン・ゾン

欧州最高の経営大学院の準教授だった2006年に

ジャックマーから直接アリババに誘われ、経営に参画

2017年に退任するまで、アリババの世界への飛躍に貢献した

現在、アリババ教育機関・湖畔大学のトップである

そのミン・ゾン氏がアリババの本を書いた

アリババの強さとは何かを内側から書き記した本だ

タイトルはアリババ「世界最高のスマートビジネス」

本の内容は陰と陽のエコビジネスモデル

陰が機械学習が知性を担う

(データ・インテリジェンス)

陽は無数のプレイヤーがつながる

(ネットワーク・コーディネーション)

C2Bなど戦略を含め詳細にわかりやすく書いてある

 

その中でも私が最も注目したのは

アリババグループの決済部門、アントフィナンシャルだ

ここ2~3年中国に行った方たちから

「中国では現金はいらない!」

全てスマホで完結すると言われる

その具体的な実践論を知りたかったためだ。

広大な中国には銀行の金融インフラが日本や先進国みたいに整っていない

銀行融資も大きな金額(数百万元)からしか融資しない

2002年そのひずみに目を付け、アリババはアントファイナンシャル前身の

アリペイでマイクロファイナンス事業をスタートさせた

タオバオと天猫の売り手が対象だった

融資は100万元(16万ドル)から数百元(50ドル)だった

引き継いだグループのオンライン銀行MYバンクで2016年12月現在

300万社に対して870億元(134億ドル)約1兆5000億円の融資を行っている

 

融資審査はスマホだけで数秒で決定

融資するか?しないか?金利は?

この3つを判断して答えを出し

3分後にはアリペイのオンライン口座に振り込まれる

しかも債務不履行率は約1%と大手銀行より低い

これを可能にしたのは機械学習に基づく独自の融資エンジンだ

顧客が増えれば増えるだけ機械学習アルゴリズムの精度が上がり

債務不履行率が低くなっていく、

これが金融におけるビジネスエコシステムの全貌だ

 

スマホ決済のアリペイで現金を消滅させ、信用スコアで国民をつなぎ

資金提供や海外送金で一挙に顧客を広げていく

このことを一気通貫で実践したのがアリババだ

スマホ決済から関連する金融サービスで一気に先進国を抜き去ったのである

ここには銀行もクレジットカードも全く存在しない世界がある

まさしく「マネー・レボリューション」である!

 

本でも書いてあるが

ヨーゼフ・シューペンタ―が言った言葉が頭に響く

イノベーションは辺境で起こる

それは支配的な構造や論理が中心程しっかり根づいていないからだ

既存のインフラがなく自由度が高いからだ

 

良く言われることだがアリババは中国版アマゾンか?

このことに関してミン・ゾン氏は

アリババとアマゾンは共にeコマース分野の偉大なプレーヤーだ

アマゾンはアメリカの近代的で成熟した市場でイノベーションを起こした

一方アリババは中国の脆弱な経済インフラ、未熟な小売市場の下で

最先端のテクノロジーを活用し、革新的モデルを構築した。

そして顧客価値を生み出したことが

ここ20年の飛躍的成長につながった。

アマゾンとは全く異なるストーリーだ

 

最後にジャックマーの言葉を

2036年までにアリババは20億人の顧客にサービスを提供し

一億人の雇用を創り出し、

1000万社がオンライン、オフラインの商取引を結び付けて

収益力のある事業の支援をし

世界第5位の経済圏を作り上げる

「今日は苦しい、明日はもっと苦しい。だが明後日は素晴らしい日になる」

日本にデジタル時代の巨人誕生!

Zホールディングスの買収・統合のスピードが

加速している

ZOZOの買収は4000億円

LINEとの統合も11月中には合意がなされ

2020年での統合を目指すようだ

今まではヤフーにはこれまで何度もチャンスがあったのに

成長できていない苦悩もあっただろう

 

2019年6月に新社長となったZホールディングスの川辺社長が

指南役と呼んでいるのがアリババの創業者ジャック・マー氏だ

ジャック・マー氏から「もうEコマースの時代ではない」

の言葉が衝撃的だったという。

これからは「データ・ドリブン」と言い切った。

あらゆるビックデータを可視化して成果のあるビジネスに構築することだ

 

その言葉の意味を考えながらまず取り掛かったのが

スマホ決済だった

インドのPtymのシステムを使ったスマホ決済サービスpaypay

わずか1年余りで1900万人の顧客を集めている

私だけの感想だが、個人的な使い勝手はすこぶる良い

コンビニ、書店、小売店などなど一気に広がりを見せる

昨日電気料金の請求書ではバーコードを読み込めば支払うことができた

コンビニでは30秒、銀行では10分はかかる

それが瞬間で完了する

この便利さは使った人でないとわからない快適さだ

日本はまだまだスマホ決済はスタート期に過ぎない

これから一挙に広がっていくことは間違いない

 

デジタル経済で日本NO1を奪取する戦略の上で

ビッグデータを集めるには格好の企業はLINEだった

LINEはチャットでは8200万の顧客を持つ

しかも若い層が多くヤフーとは客層が異なる

LINEpayは3700万人と多いのだが月間利用者数は減少している

しかも成長は鈍化しフィンテックなど開発費用だけは膨らむ

海外戦略も台湾、タイ、インドネシアと一部だけ

内情は厳しい状態が続いていた

 

密かに2社で夏から話し合いを重ね

統合の意思が明確になっていったようだ。

2社の統合でデジタル経済社会でようやく日本の巨人が誕生する

手にする日本のビッグデータで様々な活用を目指す

その未来の道筋は指南役であるジャックマーが創業した

アリババグループを踏襲していくはずだ

 

中国を中心に世界に10億人の顧客を持つアリババ

そして日本に1,1億人の顧客を持つことになるZホールディングス

ジャックマーと孫正義

両氏の相互協力でアジアでのデジタル覇権の道が見えてくるのかもしれない

日本にとって久々に明るいデジタル経済の話題だ

映画「蜜蜂と遠雷」

恩田陸の書いた傑作 「蜜蜂と遠雷」の映画化は

個人的には誰もが思っていたように不可能だと考えていた

それほど本の文章で表現される圧倒的な音楽描写と臨場感は

他に類を見ないほど凄く素晴らしいものだった。

それだけにこの本をどうやって台本にし、

映画にしていくのか興味は尽きなかった

 

映画に行ってきた

始まってから終了まで息をつかさないストーリー展開

本の3分の一ほどを切り取り

オーケストラの音楽や様々な音楽表現で

本の雰囲気を余すことなく表現することに成功している

 

主役はコンテストに出場する

4人のピアニストだ

栄伝亜夜、風間塵、マサル、そして高島明石

栄伝亜夜は天才ピアニストと言われたが母の死をきっかけにして

コンサート会場を逃げ出し、7年のブランクののちに帰ってきた

風間塵は伝説のピアニストホフマンからギフトか災難かと言われる

天真爛漫のピアニスト

マサルは亜夜と出会い才能をアメリカで開花させたピアニスト

高島明石はサラリーマンでありながら

コンテストを年齢制限いっぱいで受けるピアニスト

高島明石は本選に行くことはできなかったが

本選では3人の演奏を肌で感じながら良い味を出している

栄伝亜夜は風間塵との連弾で

母親と弾いている楽しい自分を取り戻した

マサルはオーケストラと調和を図りながら自分ならではの演奏をプレゼンする

風間塵は楽器の位置を入れ替え、彼ならではの音感の凄さと

テクニックを天真爛漫に披露する

そして栄伝亜夜はようやく逃げる自分から目覚め

母親の死を乗り越え、世界を鳴らせるのと言った母親の言葉を胸に

自分の中にある音楽を表現することができて演奏を終える

 

結果

第一位      マサル

第2位      栄伝亜夜

第3位      風間塵

奨励賞、菱沼賞  高島明石

 

会場ディレクターの平田満、クローク役の片桐はいりもいぶし銀だ

 

心の繊細なひだに絡まってくる音楽が

圧倒的な迫力で美しく、ドラマティックに心に染みてくる

音楽が好きな方には必見の映画である!