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谷川俊太郎(享年92歳)

戦後、日本を代表する詩人として多くの活躍をされ

「タニシュン」の愛称で親しまれていた

谷川俊太郎が11月にご逝去された

1952年 二十億光年の孤独で鮮烈なデビューを果たし

1964年のドキュメンタリー映画 東京オリンピックでは

脚本家として参加

また絵本作家としても数多くのご活躍をされた

彼ならではの柔軟な言葉遊びの中で

自由自在に広がっていくしなやかな思考は

多くの人に感動を与え続けた

詩人、絵本作家、脚本家をはじめ

様々な分野で創作活動をされた稀有な芸術家だった

私が印象に残っているフレーズをご紹介したい

万有引力とは

ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる

それ故 みんなはもとめ合う

             〜20億光年の孤独(1952年)より

どこかに行こうと私が言う

どこ行こうかとあなたが言う

ここもいいなと私が言う

ここでもいいねとあなたが言う

言っているうちに日が暮れてくる

ここがどこかになっていく

              〜女に(2000年)より

言葉のやり取りのテンポの良さと

2人の中の「愛する豊かさ」が温かく見えてくる

夜のこころのくらやみから

夢はわいてくる

夢には明日がかくれている

そしておはようの朝がくる

              〜朝 より

全世界で戦争の地域や災害で避難生活をしている人

そんなすべての人にも朝が来るんだと言う希望を感じることができる

写真家 吉村和利との共著の写真詩集で

30万部以上が売れ続けている詩集だ

カナダの風景と谷川俊太郎の言葉がとてもマッチしている

あと20日ほどで新しい年になる

不安なことが続いている世界だが

皆さんに

2025年素敵なおはようの朝が来ますように・・・・