日本再興戦略(落合陽一)

メディアアーティストとして注目を浴びる落合陽一氏が
日本再興戦略という本を出した
彼は筑波大学学長補佐という立場であり
筑波大学と民間で出資した研究室の代表も兼ねている

現在取り組んでいるプロジェクトは
研究室では60以上という凄まじさだという

世界はこれから
AI ,AR・VR ,5G,ブロックチェーンで
大きく変貌していくという考えが彼の持論
そのテクノロジーを踏まえて
日本の歴史や高度成長などを
深く洞察しながら日本再興戦略をアップデートした本だ
勉強不足で理解できない言葉も多かったが大変興味深かった

_

共感したのは

「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ

欧州では、アーティストや博士はとても尊敬されています。
それは社会に価値を生み出しているからです。
アーティストというのは、人類がそれまで蓄積してきた
美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たちです。
博士というのは、人類がそれまで蓄積してきた知の領域を
ほんの少しだけ外に広げる人たちです。
だからこそ社会的価値がとても高いのですが
日本ではそういう認識がありません。
日本が文化の価値を取り戻すためには、
学ぶべきは江戸時代以前の文化です。
日本人には本質的には文化価値や職人芸を認める伝統があります。
そこにお金への信仰という尺度はなかったはずなのに
いつの間にか拝金主義が入ってきてしまいました。
今の日本には職人に対してリスペクトがあまりに少ない
・・・・・・・
そもそも日本は技法のミーム
(人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報、習慣や技法、物語など)
が根付いた国です。
日本では技と美が一体化していて技と美が一体に語られることが多い。
芸術の世界と職人の世界が一体化しているのです。


人口減少、高齢化がチャンスである3つの理由を
このように述べている

1.    自由化、省人化に対する「打ちこわし運動」が起きない
2.    輸出戦略
高齢化社会への新しい実験を行い
新しいソリューションを確立することができれば
中国をはじめアジア諸国へ輸出していくことができる
3.    教育投資
子供が少なくなるので人材の教育コストを多くかけることができる


日本は超拝金主義の社会になっている
これはマスメディアがもたらした害悪
今の日本は拝金主義がインストールされていてもはや気にならなくなっている
拝金主義から文化価値を中心としたパラダイムにするべきだとしている


最後の落合陽一氏の言葉に

ポジションを取れ。批評家になるな。
フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ
画一的な基準を持つな。
複雑なものや時間をかけないと成しえないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。
あらゆることにトキメキしながら
あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。
明日と明後日で考える基準を変え続けろ

私の心に深く突き刺さる貴重な言葉の連続だ
機械と人間の違いはモチベーションだ
スマホの次は空間になると断言する落合氏
日本の未来を見据え、物事の本質をとらえる
若き世代の貴重なメディアアーティスト、科学者として
今からも注目していきたい人物である。

雪の白川郷

宿泊地の金沢からバスで約1時間半

大雪の中、何とか念願の白川郷までたどり着くことができた

幸いにも雪も降っていないし無風という最高のコンディションだ

 _

駐車場からつり橋を渡り集落に入る

1991年に世界遺産の登録をされたが

この合掌造りで生活の場として機能しているところが大変貴重だ

 

このお寺は明善寺鐘楼門

茅葺で総檜造りというのが大変珍しいそうだ

 _

雪だるまがお出迎え

_ 

東南アジアのツアーの方々がここでもこんなに多いなんて驚く

聞くと平成28年度で180万人の観光客、海外は54万人の多さだという

雪の白川郷は幻想的でもあるが

住民の方々には過酷な気候の中で歴史文化を受け継いでいることに

尊敬の念を感じる

まさに日本の原風景を感じる白川郷である

 

世界遺産 永平寺

世界遺産の永平寺にを訪れた

1244年道元禅師により開かれた

座禅修行の道場として知られている

また曹洞宗の聖地と言われる場所でもある

 _

雪深い永平寺は

深淵としてかつ奥深い趣がある

 

目を見張るのは

傘松閣(さんしょうかく)の

Fの156畳敷きの絵天井の間だ

1930年当時の著名な画家144名による

230枚の美しい色彩画が天井に飾られている

 _

廊下もピカピカに磨かれている

 _

永平寺を見学すると

なぜか心が洗われ

自分が生かされていることに感謝し

命と向き合うことの大切さを教えてくれているような気がする

雪の永平寺も良いものだと感じている

 

 

進化を遂げたみまパンチ!

121日に行われた全日本選手権

伊藤美誠(みま)の圧倒的な強さが際立っていた

 

準決勝は石川佳純

1ゲーム目を簡単にとった石川が守りに入った

2ゲーム目から伊藤の独特のフォアハンドスマッシュが

入るようになる

結果は4-1で伊藤の勝利

石川は試合後

「弱気の虫が自分に出て負けた

伊藤のスマッシュはものすごく良かった」

と話した

 

決勝は2年前に04で完敗した平野美宇とは

17歳同士の共にライバルとして戦ってきた相手

 

伊藤の怒涛の勢いは決勝戦でも続いた

動く卓球への進化を遂げ

鍛え上げたフットワークと反応の速さと

思い切りの良い強気の攻めが

ことごとく平野を圧倒した!

みまパンチの威力を存分に見せた試合となった

結果は伊藤の4-1の完勝だった

 

解説の福原愛は

伊藤選手は準決勝からゾーンに入った感じだった

反応の速さと思い切りの良さが素晴らしいと褒めたたえた

 

愛ちゃんにあこがれ、石川の背中を目指して

頑張ってきた伊藤美誠

誰もが見てもワンランクアップした伊藤の独自スタイル

「いつでも、どんな場面でも、だれが相手でも強気に!」

さりげなく言う伊藤選手の言葉に

東京オリンピックのメダルへの道が

期待から現実へと近づきつつあるのを感じている

 

 

六角堂(京都)

京都市の3条烏丸通に古くから六角さんと親しまれている

お寺がある

正式には紫雲山頂法寺と言われ

聖徳太子が587年に創建したものと言われている

 _

京都の町中にここだけは

穏やかな空気が流れているようで

とても落ち着く

 

六角堂の本堂は上から見ると六角形

有名な歌がある

わが思う心のうちは六(むつ)の角

ただ円(まろ)なれと祈るなりけり

 

6角の角とは六根(目、耳、鼻、口、身、意)によって生じる六欲のこと

これらを捨て去って角をなくし

円満になることという祈りを込めた形なのだという

またこのお寺は生け花発祥の地とも呼ばれている

 _

すがすがしい冬の朝

健康を祈念し

豊かな気分になって六角さんを後にした!

 

 

東北を熱くする(星野仙一)

闘将 星野仙一氏を語るについて

2003年阪神での優勝はもちろんであるが

2011年から2014年まで指揮を執った楽天での

試合は星野仙一氏の集大成と言っても良いだろう

 

東北を熱くするというメッセージと共に

星野仙一氏が2011年楽天イーグルスの監督に就任した

監督一年目のシーズン直前

311日東北地方を襲った東日本大震災

本拠地のKスタ宮城も甚大な被害を受け

当時関西にいた選手たちは約1か月半

帰らずに日本の地方を転戦した

本拠地に帰ってからは、選手は

試合の午前中はグループで被災地を回り

夕方ゲームの毎日

選手や球団が一生懸命にやっているのでストップはできなかったと

星野監督は語っていた

結果2011年は第5

 

2012年は補強を大幅にアップし

戦力を整えたが結果は出ずに第4

 

そして2013

24勝無敗という圧倒的な成績を誇る田中投手を擁し

投打に好循環を生み出した楽天は

他の追随を許さずパリーグ優勝

そして113日4勝3敗と

宿敵巨人を倒し、選手、監督時代を通じて

初めて日本一に輝いた

 

くしくも東日本大震災は311日に発生し

楽天日本一はそれをひっくり返した

偶然とも思えない113日という

不思議な巡り合わせの日となった

 

星野仙一氏を評して様々な高い評価があるが

私はあえて火中の栗を拾い、

野球という大義のために捧げた生きざまに

大いなる共感を感じてしまう!

 

70歳という早すぎる死は本当に残念だが

東北を熱くした星野仙一という名前は

日本の野球の歴史にとって忘れられることはない!

 

 

村上開新堂カフェ(京都)

私が好きな京都の老舗洋菓子店

寺町2条にある村上開新堂

創業が明治40年というからもう100年以上

あ土産にここのロシアンケーキを買って

差し上げると必ず喜ばれるので重宝している

 

さてそのお菓子屋さんに

カフェができたと聞いたのが2017年の春ごろ

なかなか行けないでいたがようやく機会が訪れた

 

90年という日本建築をリノベーションして

トラディショナルかつモダンな空間に仕上げている

椅子は北欧家具

器は京都などセンスもさすがだ

 _

コーヒーとロシアンケーキのセット900円を頼む

このカフェからは庭を眺めながら

ゆったりと落ち着くことができる

少し狭いのと、トイレが庭側にあり

誰からでも見えてしまうのが少し残念だが・・・

 

コーヒーは爽やかな酸味と心地よい

ロシアンケーキアプリコットの上品な甘さとの相性もぴったり!

時間があれば本などを楽しみながら

時を楽しむことができる

京都らしい優雅な時の過ごし方だ

 

カフェ帰りに好事福蘆がもしあれば

ぜひ買って帰りたい!

 

 

トラディショナル&モダン度   ★★★☆

 

 

村上開新堂カフェ

 

京都市中京区寺町2条上がる

075-231-1058

10:00~17:00

日祭、第3月曜休み

大御神社(宮崎県日向市)

神武天皇が日向美々津の港から大和へと

御東遷をされた

その際、今現存する御殿で

武運長久、航海安全をご祈願されたと言われているから

大御神社は歴史的にも相当古い神社と言ってもよい

 _

祀られているのは

太陽神ともいわれている天照大御神

境内からは雄大な太平洋を眺めることができる

太平洋の波が長い年月で岩を侵食し

その岩の上に立つのが社(やしろ)

そんなに大きくないのだが凛とした存在感がある

 _

海と空と地球の一体感を

この神社では味わうことができる

 

 

茶亭 羽冨(ハトゥ)渋谷

渋谷にこんな時間のゆったり流れる

コーヒー店があるなんて・・・

 

30年ほどしかたっていないお店らしいのだが

間接照明と欧風のインテリアで

一世紀の時を経たような雰囲気を醸し出しているお店だ

 

キリマンジャロとシナモン味のシフォンケーキを頼む

マスターのコーヒーを入れるのを見ながら

時に身を任せ

漂ってくるコーヒーの香りを楽しむ

 

このお店はお客に応じてカップを選んでくれるのも特徴

キリマンらしい優雅な酸味とコク

苦みがすっきりとした後味をさらに際立たせる

シフォンケーキもとても美味しい

 _

常連さんが半分以上を占めている感じだ

渋谷とは思えないほどとても落ち着ける

夜遅くまで開いているのもうれしい!

 

 

ゆったり度  ★★★★

 

茶亭 羽富

03-3400-9088

渋谷11519二葉ビル2F

11:00~23:30

三遊亭鳳楽師匠の文七元結(もっとい)

目黒雅叙園で三遊亭鳳楽師匠の文七元結

涙が出る人情噺としても有名だ

だるま横丁に住む左官の長兵衛
うではいいが博打にはまり、仕事はせず家計は火の車
借金が50両近くにまでなり年も越せない状態
今日もすってんてん、法被一枚で帰ってくると女房が泣いている

わけを聞くと娘のお久がいないのだという

そこに吉原のお店の使いが来て
娘を預かっているという連絡
さっそく吉原の店に行くと
女将にお久は身を売って金をこしらえ、

おやじの博打狂いをやめさせたいと涙ながらに頼んだという

女将は50両貸してくれ
お久も娘と思って預かりお店には出さない

その代わり一生懸命働き、迎えに来てと長兵衛に説く

心新たにと帰る道すがら
吾妻橋で身投げをしようとする文七が・・・
わけを聞くと代金でいただいた50両がなくなってしまった
これでは店に帰れない
ここで死にたいと話す文七に江戸っ子の長兵衛
金より大事まものは命
命を捨てるぐらいであればこのお金を上げようと
無理やりお金を文七に投げつけて帰ってくる

文七はお店に帰り50両を差し出す

 お店には武家屋敷の碁盤の下に
文七が忘れていた50両が届いていた
文七がご主人に正直に50両の訳を話すと

そんな親切な人がいたのかとお礼に行くことに・・・

 長兵衛宅ではお金をあげたいきさつを話して夜通しで夫婦喧嘩
そこにご主人がお礼と50
とお酒を持ってやってきた
これからは長兵衛さんとは親戚づきあいをさせていただきたい
酒のつまみはこれですと
ご主人が見受けした娘のお久が・・・・
はれて文七とお久は結婚し

お店を出し繁盛したのだという

お久の親を思いやる心、江戸っ子の心意気など
師走ならではの人情噺に涙が出て仕方がなかった
三遊亭派の人情噺として特に有名だが
この演目をやれると一人前だといわれる難しさもある
江戸っ子の気っぷ、長屋の情景が浮かび上がりそうな表現力

鳳楽師匠の名人芸を堪能した!