英国式庭園2018

春になると英国式庭園に行きたくなる
1999年に行われたグリーン博の
シンボルとも言われた庭園
すでに19年が経過したが
そのたたずまいは今もなお穏やかで
当時の庭を受け継いでいる

 

イギリスのトップガーデンデザイナー
ロビンウィリアムスが設計監修した庭
建物の4面に異なった庭を造る
という発想がとても個性的だ

まず正面はコテージガーデン

イギリスの田舎を思い起こさせる代表的な庭

裏に回るとフォーマルガーデン

横はシーサイドガーデンと
牧草地をイメージしたメドウガーデン

花が咲き、新緑がまぶしい英国式庭園は

まさに深呼吸できる癒しの緑空間でもある

 

 

酒の渚(さだまさし)

「風に立つライオン」のモデルとなった柴田紘一郎先生から

さだまさしさんの書かれた

「酒の渚」という本を進呈していただいた。

私が酒に詳しいので是非読んでいただきたいということだった。

 

柴田先生の優しい心配りに感謝しながら

さっそく読んでみた

さださんの様々な酒と人との出会いが

文章を読むだけでくっきりとした映像となって浮かんでくるようだ

ホテルプラザのマルコポーロというバーの話

京都先斗町での鳩のママさんの話

新潟のオヤジから教えていただいた日本酒の話等々

そのなかで柴田先生の話も出てくる

そして何より風に立つライオンの歌の誕生した訳が

酒とともにあったということもとてもうれしい!

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三十年以上も昔の話

「風に立つライオン」のモデル、柴田紘一郎先生は

宮崎医科大学(現 宮崎大学医学部)に助教授として招かれ

長崎を去った。

ふらりと宮崎に行って大学病院を訪ねると

柴田先生はいつも病室にいて、

爺ちゃんやばあちゃんの手を握って何時間でも話を聞いていた

これこそ名医だと思った。

僕らはいつも宮崎市内の繁華街にある赤玉駐車場の奥の店

くし幸に集合した。

柴田先生の幼馴染井上さんが一人で切り盛りする美味しい串揚げ屋だった。

・・・・

当時僕は、20歳の時に聞いた

柴田先生の語るケニアを歌にしたいと頑張っていたのだが

出会ってから10年を過ぎても

その歌は僕に降りてきてくれなかった。

なぜ大学病院での貴重な時間を捨てて

アフリカに行ったのかが不思議で、飲む度に

「先生、なんで医者になってアフリカに行く決心ばしたと?

と聞いたが、いつも真っ赤になって

「いいや、つまらん理由ですたい」と笑うばかりで

決して教えてくれなかった。

・・・・・・

井上さんは黒龍のしずくという酒を置いた

すっきりとフルーティな吟醸香が美しく

鼻から目に抜けた気がした

・・・・

柴田先生は手術の疲れもあってさすがに酩酊した

これはチャンスと、いつもの質問をぶつけてみたら

とうとうその答えが返ってきた

「小学校4年の時に、伯父貴がくれた本に感動して

僕はああ、医者になりたかなあって思うたとですたい」

何ていう本ですか?

アフリカの父っていう本ですたい

シュバイツアーの伝記だ

成程、この人がアフリカに行かなければならない理由は

それだったのかと僕は膝を打った。

この直後に「風に立つライオン」という歌は

ようやく僕に降ってきてくれたのだった。

柴田先生からケニアの話を聞いてから15年目

僕は三十五歳になっていた。

 

寄せては返す酒の渚で、さだまさしが成長していった

人、酒、の日々

堪能できる一冊である。

 

明治神宮

東京はきれいな青空

朝早くから散歩に出かけた

明治維新から150年ということもあり

明治神宮へ参拝に・・・・

 

明治神宮は明治天皇、皇后両陛下をお祀りされている

幕末の動乱期に14歳の若さで即位され天皇になり

明治維新という大きな動乱期を乗り切り

制度改革を含め近代国家の確立や

世界の列強の道を推し進めた天皇でもある

61歳の崩御後、明治神宮は大正9年に創建された

広大な鎮守の森は100年計画で植樹されたようだが

今では豊かな自然林となっている

 

参道を歩くと

なぜかここが都会の中心地であることを

忘れさせてくれるほどの静けさと緑の豊かさだ

大鳥居(一の鳥居)

本は樹齢1500年の檜だという

木造の鳥居では日本最大だ

 

奉納されている酒樽

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ようやく境内に

凜として体全体が清々しくなる空間だ

 

凛とした緑の空間に

神宮の建物が際立っている

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参拝の後は何故か

心が洗われたような清らかな気分になった

 

あるがままに (大杉漣)

大杉漣氏が亡くなって一か月が過ぎた

大杉さんは66歳と私より年が上だが

65歳を過ぎてなお

光り続けるあの輝きは

同世代の男性としてもあこがれだった。

にこにことした笑顔、包容力、優しさ

まさに彼の信条である「あるがままに」のような自然体だった

そして長年の実績に裏打ちされた深い演技力は

多くのファンを魅了していた

 

彼の転機となったのは北野武監督との出会いだろう

映画ソナチネのオーディションに1時間遅刻して会場に行き

すでにかたずけがはじまって

スタッフと話をしている北野監督のところに行ったが

23秒見ただけで

「もう帰っていいですよ」との監督の言葉

受かるわけないと思っていたら

数日後大杉さんで行きますからの返事をもらいビックリした

 

北野監督は借金の取り立てのやくざの役の大杉に

全てアドリブでやってくれとの指示

そのアドリブの軽妙さに「こいつ、うめえな!」と舌を巻いた

そして、それからの北野映画には不可欠な役者になっていったのだ

 

大杉は北野組の仕事を次のように語っている

自分が役者としてもやもやしていた時に

こんな映画作りがあったんだと知った作品

何物にも代えがたい、俳優としての宝であり夢のような時間だった

 

独特の緊張感です

北野組って1回味わうと2度と味わいたくないと思って

撮影が終わるとその緊張が恋しくなる!

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バイプレイヤーズのドラマの撮影中に突然亡くなってしまった大杉蓮氏だが

彼は最後のプレゼントを私たちに用意してくれた

106日上映の教誨師(きょうかいし)だ

「受刑者に対して道徳心の育成・心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く」

教誨師(きょうかいし)の役で主演している

独房で孤独に暮らす6人の死刑囚と対話する主人公の佐伯に扮し、

その苦悩や葛藤を描き出す。

大杉氏はその映画のエクゼクティブプロデューサーの役割も果たしている

楽しみに最後の主演映画の公開を待ちたい!

 

 

ESQUISSE in飫肥 服部亭

日南市・飫肥の服部亭で316

DENKEN GASTRONOMIE のディナーが開催された

 

このディナーを担当したのは

銀座エスキス

2012年のオープン後わずか半年で

ミシュラン2つ星を獲得した気鋭のシェフ リオネルべカ氏だ

彼のコンセプトは キュイジーヌ・ノマド(旅する料理)

ESQUISSEの意味は素描だ

料理人は職人、それを素描という手法を使って

創作する一皿という意味なのだそうだ

今回はリオネル氏だけではなく

極上の一杯を提供する「あてなよる」でもおなじみのシェフソムリエの若林英司氏

シェフパティシエの成田一世氏の最強三人コンビで

13日から日南に入り、インスピレーションを膨らましたそうだ

 

最初の一皿で驚いたのは

飫肥杉のトレーだ

大胆でインパクトもありまさに飫肥を象徴するトレー

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テーマは直感と本能

焼き茄子マリネ、日向夏、いくら、グリーンアニス

燻製したかつおのタタキ、卵、醤油、レッドオニオン

きびなごのエスカベッシュ、松の実、ルッコラ

発酵ライスウォーター、キュウリ、ホースラディッシュ、わさびの葉

見た目は和食の前菜だが、中身は日本人好みのフレンチだ

 

二皿目のテーマが海の底から

ねこやさんオススメの伊勢えびは、実は産卵時期に入るため、今が一番おいしいと言われる

ソースも、えび味噌、焼酎、サフランを煮詰めている

お皿は、飫肥城の石垣に使っているものと同じ素材のプレート もちろんこの日のために用意された

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三皿目のテーマは光 

さわらを昆布締めにしてじっくり調理

金柑が太陽みたいで春の光を感じさせる

さわらがレアながらふわふわで、今までにない食感

ソースは、できたての地元日南の豆腐にフロマージュブラン、パセリオイル、白しょうゆをクリーミーに仕立てた

飲み物は都農ワインの赤 マスカットベリーA

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次は大地のパワー

宮崎の和牛のサーロイン

糸島産の醤油粕とロックフォールチーズに漬けて底味をつけている

宮崎の野菜 大根、ゴボウ、キャベツは蒸し煮

それらに、飫肥杉の香りの温かいブイヨンをかけていただく

自家製タルタルソースで食べるとまたインパクトがある

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伝統と躍動

日南のお米 ハマグリの香り、パプリカ、塩レモンとラルド

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デザートは、エスキスのパティシエ成田氏によるもの

グレープオランジュサンギーヌ

ブラッドオレンジをメインに様々な要素を儚く包み込み、口の中でいろんな味が拡がる

飲み物はマイヤーレモンの皮を焼酎に3日間漬け込んで作った

若林氏オリジナルのレモンチェッロ

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13日から日南に入り

この日南だけのメニューを創作したリオネルべカ氏は次のように書いている

 

耳を傾けて、新たな物語を紡ぐ

記憶し永続させる

思いやりのある人の結びつきを大切にする

地球をくまなく歩き、その正しい扱い方を知る

そして獣のように激しく戦う おだやかな未来のために

               リオネル・ベカ 20183月日南にて

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「進化する挑戦する一皿」

そんなイメージを持った感性豊かで日南ならではのメニューだった

銀座エスキスの三人のシェフ

そしてリオネル氏との仲を取り持ってくれたねこやさん

日南市の皆さん

そして宮崎観光ホテル、南郷プリンスホテル、日南学園の皆さん、

オークの岩切さん夫婦、そして多くの関係者の皆様

大変有難うございました。

 

 

日本再興戦略(落合陽一)

メディアアーティストとして注目を浴びる落合陽一氏が
日本再興戦略という本を出した
彼は筑波大学学長補佐という立場であり
筑波大学と民間で出資した研究室の代表も兼ねている

現在取り組んでいるプロジェクトは
研究室では60以上という凄まじさだという

世界はこれから
AI ,AR・VR ,5G,ブロックチェーンで
大きく変貌していくという考えが彼の持論
そのテクノロジーを踏まえて
日本の歴史や高度成長などを
深く洞察しながら日本再興戦略をアップデートした本だ
勉強不足で理解できない言葉も多かったが大変興味深かった

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共感したのは

「ものづくり」へのリスペクトを回復せよ

欧州では、アーティストや博士はとても尊敬されています。
それは社会に価値を生み出しているからです。
アーティストというのは、人類がそれまで蓄積してきた
美の最大到達点をさらに更新しようとしている人たちです。
博士というのは、人類がそれまで蓄積してきた知の領域を
ほんの少しだけ外に広げる人たちです。
だからこそ社会的価値がとても高いのですが
日本ではそういう認識がありません。
日本が文化の価値を取り戻すためには、
学ぶべきは江戸時代以前の文化です。
日本人には本質的には文化価値や職人芸を認める伝統があります。
そこにお金への信仰という尺度はなかったはずなのに
いつの間にか拝金主義が入ってきてしまいました。
今の日本には職人に対してリスペクトがあまりに少ない
・・・・・・・
そもそも日本は技法のミーム
(人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報、習慣や技法、物語など)
が根付いた国です。
日本では技と美が一体化していて技と美が一体に語られることが多い。
芸術の世界と職人の世界が一体化しているのです。


人口減少、高齢化がチャンスである3つの理由を
このように述べている

1.    自由化、省人化に対する「打ちこわし運動」が起きない
2.    輸出戦略
高齢化社会への新しい実験を行い
新しいソリューションを確立することができれば
中国をはじめアジア諸国へ輸出していくことができる
3.    教育投資
子供が少なくなるので人材の教育コストを多くかけることができる


日本は超拝金主義の社会になっている
これはマスメディアがもたらした害悪
今の日本は拝金主義がインストールされていてもはや気にならなくなっている
拝金主義から文化価値を中心としたパラダイムにするべきだとしている


最後の落合陽一氏の言葉に

ポジションを取れ。批評家になるな。
フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ
画一的な基準を持つな。
複雑なものや時間をかけないと成しえないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。
あらゆることにトキメキしながら
あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。
明日と明後日で考える基準を変え続けろ

私の心に深く突き刺さる貴重な言葉の連続だ
機械と人間の違いはモチベーションだ
スマホの次は空間になると断言する落合氏
日本の未来を見据え、物事の本質をとらえる
若き世代の貴重なメディアアーティスト、科学者として
今からも注目していきたい人物である。

雪の白川郷

宿泊地の金沢からバスで約1時間半

大雪の中、何とか念願の白川郷までたどり着くことができた

幸いにも雪も降っていないし無風という最高のコンディションだ

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駐車場からつり橋を渡り集落に入る

1991年に世界遺産の登録をされたが

この合掌造りで生活の場として機能しているところが大変貴重だ

 

このお寺は明善寺鐘楼門

茅葺で総檜造りというのが大変珍しいそうだ

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雪だるまがお出迎え

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東南アジアのツアーの方々がここでもこんなに多いなんて驚く

聞くと平成28年度で180万人の観光客、海外は54万人の多さだという

雪の白川郷は幻想的でもあるが

住民の方々には過酷な気候の中で歴史文化を受け継いでいることに

尊敬の念を感じる

まさに日本の原風景を感じる白川郷である

 

世界遺産 永平寺

世界遺産の永平寺にを訪れた

1244年道元禅師により開かれた

座禅修行の道場として知られている

また曹洞宗の聖地と言われる場所でもある

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雪深い永平寺は

深淵としてかつ奥深い趣がある

 

目を見張るのは

傘松閣(さんしょうかく)の

Fの156畳敷きの絵天井の間だ

1930年当時の著名な画家144名による

230枚の美しい色彩画が天井に飾られている

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廊下もピカピカに磨かれている

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永平寺を見学すると

なぜか心が洗われ

自分が生かされていることに感謝し

命と向き合うことの大切さを教えてくれているような気がする

雪の永平寺も良いものだと感じている

 

 

進化を遂げたみまパンチ!

121日に行われた全日本選手権

伊藤美誠(みま)の圧倒的な強さが際立っていた

 

準決勝は石川佳純

1ゲーム目を簡単にとった石川が守りに入った

2ゲーム目から伊藤の独特のフォアハンドスマッシュが

入るようになる

結果は4-1で伊藤の勝利

石川は試合後

「弱気の虫が自分に出て負けた

伊藤のスマッシュはものすごく良かった」

と話した

 

決勝は2年前に04で完敗した平野美宇とは

17歳同士の共にライバルとして戦ってきた相手

 

伊藤の怒涛の勢いは決勝戦でも続いた

動く卓球への進化を遂げ

鍛え上げたフットワークと反応の速さと

思い切りの良い強気の攻めが

ことごとく平野を圧倒した!

みまパンチの威力を存分に見せた試合となった

結果は伊藤の4-1の完勝だった

 

解説の福原愛は

伊藤選手は準決勝からゾーンに入った感じだった

反応の速さと思い切りの良さが素晴らしいと褒めたたえた

 

愛ちゃんにあこがれ、石川の背中を目指して

頑張ってきた伊藤美誠

誰もが見てもワンランクアップした伊藤の独自スタイル

「いつでも、どんな場面でも、だれが相手でも強気に!」

さりげなく言う伊藤選手の言葉に

東京オリンピックのメダルへの道が

期待から現実へと近づきつつあるのを感じている

 

 

六角堂(京都)

京都市の3条烏丸通に古くから六角さんと親しまれている

お寺がある

正式には紫雲山頂法寺と言われ

聖徳太子が587年に創建したものと言われている

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京都の町中にここだけは

穏やかな空気が流れているようで

とても落ち着く

 

六角堂の本堂は上から見ると六角形

有名な歌がある

わが思う心のうちは六(むつ)の角

ただ円(まろ)なれと祈るなりけり

 

6角の角とは六根(目、耳、鼻、口、身、意)によって生じる六欲のこと

これらを捨て去って角をなくし

円満になることという祈りを込めた形なのだという

またこのお寺は生け花発祥の地とも呼ばれている

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すがすがしい冬の朝

健康を祈念し

豊かな気分になって六角さんを後にした!