ミドリマツベーカリー(宮崎市赤江)

宮崎市の赤江たんぽり近くの住宅街の一角に

人気のパン屋さん ミドリマツベーカリーがある

仁禮(にれ)さんご夫婦は

東京のパン屋さんで一緒の職場で知り合い

宮崎に帰り宮崎観光ホテルのベーカリーのチーフとして働いた後

2012年7月にお店を開業されたという

東京のパン屋ではあのトロアグロのパンも納入されていたそうだ

お2人ともパン職人

 

店に入るとパンの香ばしい匂い

そして奥さんの温かい笑顔に出会うだけで

何だか幸せな気分になってしまう

シンプルながらも店内のインテリアや本も

とてもセンスが良い

パンも素材にも気配りがされていてレベルが高い

私が大好きなのはチキンを挟んだ総菜パンとクロワッサンだが

今日はイートインで

クロックムッシュ、パンオショコラ、クルミの栗のパンなどとコーヒーでランチ

朝7時から開いているので

休日の朝、ひとりでゆっくり

パンとコーヒーを楽しむのも私の好きな過ごし方の一つでもある

 

 

あたたかさ度 ★★★★++

 

 

ミドリマツベーカリー

宮崎市赤江1383

0985−59−2067

水曜〜日曜 7:00~18:00

創業200年の〆張鶴(宮尾酒造)

新潟県村上の1819年創業の〆張鶴の宮尾酒造を訪ねた

宮尾酒造は今年で200年の節目の年となる

蔵は川べりにあり、昔ながらの町家がそのままの形で現存している

宮尾会長自ら蔵を見せていただいた

今は大吟醸の仕込みの真っ最中

仕込み作業は朝やるのでほぼ終わっていた

麹室を見せていただいたが

思った以上に広い

しかもこの麹室が3室あるそうだ

杉ではなく最近はステンもあるのだが

会長は私のところでは昔ながらの杉を使用しているとのことだった

ここは敷地が狭いので精米所や瓶詰め、貯蔵庫は別の場所にあるそうだ

これが純の仕込んでいるタンク

20日ほどたっているという、香りが素晴らしい!!

〆張鶴純といえば私が学生時代日本酒に開眼したのが純だ

飲んだ印象は

こんなに清らかで透明感があり

しかも旨い酒があるのかと驚愕して、ファンになった思い出がある

宮尾会長にお話を聞くと

純は発売してすでに50年近くなる

先代の時に発売して、当時はまだお米が不足していたので

純米酒のインパクトが大きかったのだろうと言われた

しかしこれだけの長さにわたり全国の酒ファンを魅了するお酒はなかなかない

純米吟醸部門では22年連続NO1の快挙も達成されている

しかも純のラベルは今見ても新鮮でさえある

 

応接室の壁には収穫時期の稲穂と朝日連峰の油絵が

先代が書かれたものだという

ラベルの新鮮さは先代の絵心から生まれたものかもしれない

宮尾会長も8年ほど前に息子さんの佳明氏に社長を託された

米は岩船産の五百万石と山田錦が主

大吟醸金ラベルは山田錦を35%に磨き

大吟醸吟ラベルは山田錦を38&%に磨いている

〆張鶴純は五百万石を50%に磨いた大吟醸クラスの純米吟醸だ

全てにおいて品質の高さは一目瞭然だ

 

宮尾会長は日本酒の現状を

日本酒にとって難しい時代に入った

一番の消費者であった地元の飲み手は老齢化し

若者の酒消費はあまり伸びていない

日本の蔵元は1100程まで減ってきていると話されていた

その中で宮尾酒造が目指す酒造りは真面目で誠実な酒

地元ばかりの15名の社員で昔と変わらない酒造りを目指されている

2代目が書いたとされる家宝の酒造りの秘伝書をさらに進化させた酒造り

真面目で誠実、謙虚、そして村上の風土で醸す綺麗な味わい深い酒

〆張鶴は宮尾会長人柄、そのものの淡麗旨口の酒だと実感した!

千年鮭きっかわ(新潟県村上)

新潟県村上市には2つのサケの名物がある

一つは酒の〆張鶴だが

あと一つは市内を流れる三面川の鮭だ

村上市の鮭は平安時代、

京の都に鮭を租税として納めていたという記録があるほど

有名だったと言われている

古くから鮭はこの風土ならではの独自の製法と共に

100種以上の料理法などで

村上の食文化を作り出してきた

 

昔からの製法を守り今に伝えるのが

千年鮭きっかわ

12月のNHKで村上の鮭が放送された

その取材地がきっかわだった

店の外観はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう

JRのCMでは店の前で吉永小百合が立ってるのでもおなじみだ

 

お店の奥に入ると

なんと天井の梁から100匹以上の鮭が吊り下がっている

圧巻だ

吉川社長に話を聞いた

村上の人々にとって鮭は千年も前から特別な魚でした

その鮭をあら塩を振り4~5日漬け込み

風にさらし、1か月ほど醸すのを待ち

添加物を使用せず先人から受け継いだ知恵に

創意工夫を重ねて独自の旨味を守ってきた

 

また吉川社長は地域活性化の旗振り役でもある

この町家をまちづくりのシンボルにしようと

20年以上行政の手を借りず

夫婦で市民の草の根運動を展開してきた

その一つが平成14年から始まった黒塀プロジェクトだ

村上の町に昔ながらの黒塀を市民の力で復活させようというプロジェクト

市民がお金を出し合い、黒塀の制作も市民が行う

誇りある町づくりのための

「黒塀一枚1000円運動」

平成14年度から20年度までで340mの黒塀を作ることができた

2008年には国土交通省都市景観大賞を受賞

そのほか町家再生プロジェクトなど

数々のプロジェクトが展開中だ

ようやく平成28年に行政も一緒になってやっていこう動きになってきたという

鮭作りも町づくりも同じこと

古くからの伝統に敬意を払い、創意工夫を重ね情熱をもって

現代に呼びもどすこと

行政に頼らない市民によるまちづくり

理念は素晴らしいが実践で成功することはまれだ

その成功を勝ち取った吉川夫妻をはじめ村上の市民の情熱と努力に敬服した!

 

吉川社長が綾町の故郷田町長を尊敬されているのをお聞きして

嬉しい驚きだった!

ぽんしゅ館(新潟駅)

新潟駅南口の一角には、ぽんしゅ館の利き酒処があり

新潟の92蔵のお酒を楽しむことができる

受付で500円を支払うと

お猪口と5枚のコインが渡される

ずらりと並んだ利き酒マシーンの中から

好みの銘柄を選び、お猪口を置き

黄色いボタンを押すと

酒が出てくるシステムだ

越後鶴亀や〆張鶴を楽しむ

お燗機もあり燗も好みでできるのが楽しい

つまみは塩と味噌

キュウリが欲しい方は100円で買える

利き酒をしながらトランジットするには最適の場所である

味噌、醤油、新潟の美味いものもショッピングすることもできる

新潟駅自体が駅ビル工事中のため、全体的に動線が不便な感じもするが

将来、工事が終わったら一挙にお客さんも増えていくだろう

竹中道具館(新神戸)

新神戸駅の近くに立地する竹中道具館

竹中工務店が木造建築の木組みや大工道具などを集めた

日本でただ一つの博物館だ

1984年に開設されたが2014年に現在の場所に移転した

地上1F、地下2Fの建物だ

地下2Fには国宝、唐招提寺金堂の柱の復元

スケルトン茶室

大徳寺「蓑庵」の復元模型をはじめ

様々な大工道具や職人の説明がされていて

大変興味深い

目立たないが建物の後ろには

別棟でラウンジがあり

コーヒーやお菓子を楽しむことができる

ラウンジにおいてある椅子も素晴らしいので

道具館を訪れたら、是非ラウンジでもひと時を楽しんでほしい

居酒屋甲子園の奇跡(桑原才介)

居酒屋の日本一を決める

居酒屋甲子園というイベントが2006年から毎年開催されている

今やエントリーの店舗は1700を超え

スポンサー企業も140社を超える

エントリー料は有料で

覆面調査を受ける

調査員は店舗に行き電話対応、接客、料理の提供時間、清潔度など

約50項目をチェックし点数化される

日常の顧客満足度が問われる調査だ

3回の合計得点で全国大会に出れる5店舗が決定する

 

全国大会では20分のプレテの中で

店の取り組み、想いなどを参加者5000人に訴える

また日々の取り組みなどをスタッフが交代で発表する

接客、料理へのこだわり

スタッフ教育のしくみ

地域や生産者とのつながりの方法

原価率まで含めこのプレゼンですべてのノウハウを公開していく

日本一は参加者の投票で決定する

この居酒屋甲子園が本になった

著者は桑原才介

 

居酒屋甲子園を立ち上げたのは大嶋啓介

目的は居酒屋から日本を元気にする

理念は共に学び共に成長し共に勝つ

 

彼が作り出した「本気の朝礼」がスタッフを店を元気にし

結果売り上げもアップした

その朝礼の内容は

黙想(自分はどうなりたいか、今日、3年後、5年度)

一分間スピーチ

ナンバーワン宣言

ハイ、挨拶訓練

大嶋はこの本気の朝礼を公開し

最強のチーム作りとしてメディアにも紹介され全国に知れ渡った

見られているから魅せることに変えるのだと大嶋は言う

 

この頃から居酒屋で甲子園を再現できないだろうかと大嶋は考えるようになる

大嶋の志に赤坂元気、深見浩一、上山弘朗が集まり

構想の具体化が動き出す

数々の難局を乗り越え2006年9月2日

日比谷公会堂は2000名の満席となる

第一回の最優秀店は熊本の憲晴百となった

 

興味のある方は、後は本でじっくり楽しんでほしい

最近の若者は元気がないなどと言われているが

この本に出てくる若者たちは

情熱だけでなく、変革していく志と勇気を持って地域の活性化を行っています

居酒屋甲子園が何故これだけ支持されるのか

少しだけ理解出来たような気がする!

大根やぐら(宮崎市田野町)

宮崎市田野町の漬物用大根は生産量日本一を誇っている。

しかし今年は異変が起こった

9月末の台風の被害で、種をまいたばかりの大根が全滅した。

一時期は大混乱だったが

急遽、台風後に再度種をまきなんとか育てられ間に合った

そのため12月ともなると

冬の風物詩となっている大根やぐらの組み立てが始まるのだが

今年はやぐらの組み立てと大根の収穫が同時平行作業で行われている

田野町周辺では約300基の大根やぐらが冬に登場する

一基の高さは6m、長さ50mほど

それに約2万本の大根が干されている

冬に吹く鰐塚おろしの寒風と太陽の恵みによって生まれる

天日干し大根は自然な旨さと程良い食感での宮崎ならではの漬物だ

一時期、大根やぐらの下で宴会が人気だったが

干し大根に悪影響があるというので中止になった

話題も大切なこととは思うのだが

まずは干している大根にとって一番優しいことを考えていくのは当然の責務だと思う

日本では宮崎と一部の地域でしか行われていない大根やぐらの天日干し大根

誇りをもって県外の方々にお勧めしてほしい逸品である

1月19日までは大根やぐらのライトアップをしているそうだ

機会があればマナーを守って見に行きたいと思っている。

天皇陛下85歳のお言葉

12月23日は天皇陛下85歳の誕生日

記者会見で述べられたお言葉は

国民の象徴の天皇の立場と人間としての在り方をも

深く感じさせていただけた

全てが心にしみいるご発言だった。

 

長い間、国民に寄り添い、耳を傾け

日本の歴史や将来のことまでも深く示唆したお言葉

日本には天皇と言うかけがえのない象徴

と言う存在があることを嬉しく思った。

 

中でも皇后に対するねぎらいの言葉には

私自身も涙があふれた!

 

4月に結婚60年を迎えます。

結婚以来皇后は、常に私と歩みを共にし、私の考えを理解し

私の立場と務めを支えてきてくれました。

また、昭和天皇をはじめ私とつながる人々を大切にし、

愛情深く3人の子供を育てました。

振り返れば、私は成年皇族として人生の旅を歩み始めて程なく

現在の皇后と出会い、深い信頼の下、同伴を求め、

爾来(じらい)この伴侶と共に、これまでの旅を続けてきました。

天皇としての旅を終えようとしている今、

私はこれまで、象徴としての私の立場を受け入れ、

私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに、

自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり

60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、

真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います。

はやふね食堂(森下)

森下と言えば煮込みの山利喜、馬肉料理のみの家

カレーパンのカトレアなど下町らしい有名店があるのだが

まだまだ奥深い場所がある

 

森下駅から歩いて5分ほどした場所に

いかにもTHE食堂というような大衆食堂がある

たたずまいも昔と同じ

暖簾をくぐり入ると

常連さんたちがビールを飲んでいる

思わずつられてビールと言ってしまった

ラガーの大びんにサバの味噌煮とほうれん草

で一人昼酒で乾杯

女将の接客がぶっきらぼうだが心地良い

裏で料理を仕切るのはご主人だ

あるふれたものをおいしく作る熟練の技

下町の懐の深さを感じる

ビールはキリン、酒は菊正宗と潔い

おふくろ度満載の大衆食堂だ

価格も素晴らしく安い

 

 

THE大衆食堂度 ★★★★

 

 

はやふね食堂

東京都江東区森下3丁目3−3

03−3633−3230

10:40〜14:00 17:00~21:00

日曜祭日休み

しづか(松本市)

松本で飛び込みで行った居酒屋が満席だというので

近くを探していたら

雰囲気の良さそうなお店があったので入ってみた

入ると思った以上に大きい

松本民芸家具がたくさんあり

それが店全体に良い重厚感と風格をかもしている

 

女将のすすめられるままにカウンターに腰を下ろし

馬刺しと岩波のお燗

馬刺しで有名なのは東北、松本、熊本だが

聞くと古くから農耕馬を食用で食べるようになったのだそう

赤身がまろやかで美味しい

岩波も辛口でサラリと入る

カウンタの一枚板が素晴らしい

木は檜だという

今ではめってにお目にかかれないほどの厚さ

つぎは松本名物「山賊焼き」

いわゆる鳥の竜田揚げ

店によって味が違うのが松本流

とりあげるから山賊焼きとは?

単なるだじゃれから来ているのだろうか

風味があって香ばしい味わい

お酒は大信州の冷

正面には若山牧水の和歌が

白玉の歯にしみとおる秋の夜のさけはしづかにのむべかりけり

お店の名前のしづかはどこからとられたのですか?

和歌からですかとお聞きすると

和歌ももちろんですが、初代の女将の名前が「しず」でしたのでとの答だった

女将は三代目

雰囲気、心づかい、声ともに

印象に残る庶民的な美人だった

今度は名物だというしづかのおでんも楽しんでみたいものだ。

 

 

 

心遣い度  ★★★☆++

 

 

しづか

松本市大手4−10−8

12:00~23:00

日、祭日休み