鮨人(富山市)
富山と言えばキトキトの魚で有名だが
寿司屋を予約してあると桝田社長がおっしゃるので
ねんじり亭の三浦さんと3人で寿司を食べにちょっとドライブ
場所は富山空港と市内の中間地点ぐらいだろうか・・・・
鮨人(すしじん)
入った瞬間に良い緊張感が漂う
良い寿司屋の空気感は良く似ている
ご主人の前に陣取り鮨を楽しむ
酒はもちろん満寿泉
まずは海老から・・・・
富山名産のきじ海老を生と頭は焼いて
艶やかな甘みが舌を優しく刺激する
酢飯は赤酢を使用している
焼いた頭もコクのある旨味
そのあとのボタンエビ、車エビ、芝エビなどの
えびづくしの初めの攻撃は印象的だった
さて次はのど黒のねぎまだ
塩竈のすし哲で出された鮪のねぎまも美味かったが
ここではのど黒だ
のど黒の脂が焼くことによりさっぱりとしてうまみが増している
インパクトがある
勢いを感じるサプライズメニューだ
一段と酒がうまくなる
今日は桝田さんが来られるというので
青森の鮪を仕入れましたと
7キロのブロックをまな板へ・・・・・
ここぞとばかりに勝負を仕掛けてくるご主人の面白さ
赤み、中トロ、トロと鮪の三味一体攻撃だ
握りが少し柔らかめだが赤酢と鮪は相性が良い
満寿泉の酒は鮪でも負けないどころかおおらかに食材を包み込む
こはだ、鯛、昆布〆のヒラメなどもキトキトだ
梅の茶わん蒸しもアイデア
うには北海道の物だが生と蒸しで食べさせてくれた
そして穴子
最後は3時間かかって焼いたという玉子と鉄火巻
玉子はまるでカステラというような食感
デザートでまたサプライズ
塩シャーベットを最中で食べさせる意外性
パリパリ感と冷たいさわやかさのマリアージュ
吟味された食材と意外性の演出
独自のアレンジでお客を喜ばせる若きご主人は
この鮨をあえて江戸前ならぬ『 越中前 』と呼んでいる
与えた恩は水に流し、受けた恩は石に刻めというのが信念だそうだ
2005年4月にオープンして7年
御主人の気性だと地元客の反発もあるかもしれないが
オンリーワンの鮨道を極めてほしいものだ
桝田社長御馳走様でした!
お返しは宮崎で・・・・・
キトキト度 ★★★★
鮨人(すしじん)
富山市根塚町3-5-7
12:00~15:00 18:00~21:30
日曜定休
076-442-0918