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宮崎キャビアと獺祭の夕べ(報告)

9月7日月曜.夜の平日の開催ではあったものの、180人の応募はすぐに達して、キャンセル待ちも続出するほどの人気。なんといっても、安倍首相がオバマ米大統領に贈った獺祭である。しかも、最高級の「磨き その先へ」を含めて四種類ものお酒に、そしてなかなか入手できない「宮崎キャビア」がいただけるというのだ。チケットを幸運にも手に入れることができた方が、着飾って、早くからテーブルを囲み始める。

一品目

 乾杯の美酒「獺祭 スパークリング50」がグラスに注がれると、華やかな香りが会場いっぱいに立ち込めて、この香りだけで幸せの予感! さわやかな泡が喉越し良く、ほのかな甘みで「飲みやすい」「幾らでも飲めそう」と、あちこちから声が上がる。_MG_0741

 最初の料理は「宮崎キャビア1983 九州パンケーキのブリニ 彩り薬味を添えて」。ブルガリ銀座のレストランで出されている特注容器には、6gのキャビアが入っている。そっと開くと、光り輝く宝石のようなキャビアの粒が。添えられた美しいシェルスプーンで4、5すくいほどではあるが、一口でも、フレッシュさと旨味は、十分に堪能できる。そして、この容器のかわいらしさに感激し、持ち帰る女性もいたほどだ。二品目 キャビアソルトが…

 二品目は「獺祭 磨き二割三分」に合わせ、「平目の昆布〆 キャビアソルトとともに」を。ドライキャビアと岩塩のキャビアソルトが、なんともぜいたく。淡白な平目で、繊細な香りを楽しんだ。ここで、会場から質問が。「すごくおいしい」は、宮崎弁では「てげ、うめぇ」。桜井社長の地元山口では、どう言うかというと「ぶち、うまい」とのことだった。_MG_0773

 メインには、いよいよ「獺祭 磨き その先へ」が登場。「チョウザメとウチワ海老のメダイヨンキャビアソース 国産和牛フィレのシブレット焼き 宮崎甘藷のコンフィ―添え」が並べられる。チョウザメは、キャビアもだが、身も甘みがあり、おいしい。どんな料理にも合わせることができる。「磨き その先へ」は“美しい”お酒。香りと味の余韻がいつまでも続き、記憶に刻まれる日本酒だった。「ぜいたくだけど、飲み比べると、やはり違いが分かって面白い」と、みなさんが口元をほころばせていた。写真は1本ずつの手書きのラベルを並べて撮ったものである。_MG_6409

 

幸せな笑顔とともに、最後の酒は「獺祭 磨き三割九分」。こちらもまた、どの料理とも合わせたい、印象深いお酒である。

「宮崎キャビア」の新商品クリスタル23Wについて、発表があり、大いに座が湧く。23週熟成キャビアだという,23はもちろん獺祭にヒントを得たという。今年の冬に発売される、さらに粒選り熟成されたキャビアをお楽しみに。

宴は、お開きの声がかかっても、誰も席を立ちたがらない。中央のテーブルでは、桜井社長を囲んで、楽しげに記念撮影が続いていた。

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 キャビアと日本酒のマリアージュは、参加されたどの人の心も、とろけさせた。一夜限りの特別な夢ではなく、また必ず、このひと時が過ごせることを願ってやまない。そんな幸せな夜だった。