
バレエと日本舞踊との饗宴(延岡野口記念館)
バレエと日本舞踊との饗宴が
8月25日延岡市の野口記念館で開催された
日本舞踊家集団 芸○座の代表であり
宝塚やスノーマンなど数々の振り付けで活躍されている
延岡出身の花柳達真氏が
ダンサーで多くのプロデュースをされている
日向市出身の西島数博氏とジョイントしてのライブである

私は昨年、花柳達真氏とご縁があり知り合いになり
昨年の公演も観に行かせて頂いたのがきっかけだ
一番興味深かったのは「黄泉の国のボレロ」だった
その前にイザナギ(男神)とイザナミ(女神)の物語を少し
日本神話では天地開闢で
最後にイザナギとイザナミはともに生まれ
夫婦となり日本国土の国産み、森羅万象の山海などの神産みを行うが
火の神を産んだためにいざなみは殺されて黄泉の国へ行く
イザナギは会いたい気持ちを捨てきれず、黄泉の国まで会いに行くが
変わり果てたイザナミの姿に驚き逃げ帰ってしまう
イザナミの悲しさと怒りの姿を花柳達真氏が
イザナギの人間的な生への欲望の姿を西島数博氏が演じた
2人の豊かな表現力がとても素晴らしかった
最後の演出のサプライズも楽しかった
神話の故郷宮崎をラベル作曲の「ボレロ」で表現した
和と洋のジャンルを超えた豊かなコレボレーションだったと感じる
イザナギのその後だが
黄泉の国の穢れを落とすために
筑紫の日向の小戸の檍原のみそぎ池でみそぎを行い

スーパー三神と言われる天照、月読、スサノオが生まれることになる
まさしく日本神話は宮崎がメイン舞台なのである

